HTMLのtextareaにJavaScriptで改行を入れる

HTMLの複数行の文字入力が行えるtextareaタグによる入力領域において、JavaScriptから改行を入れるには若干の注意が必要です。まず、textareaの入力領域に文字を入れるには、value属性を活用する必要があります。また、文字列の改行はプログラミングにおける定番の「\n」が使用可能です。

例えば、

<textarea id="TA1">

というコードがHTMLにある場合、

document.getElementById('TA1').value="情報\n技術";

のようにすれば「情報」と「技術」の間に改行の入った文字列をプログラムから入力することができます。value属性を使わずに、innerHTMLやinnerTextなどでも入力領域の文字を変更できますが、改行はできません。innerHTMLに「<br>」代入すれば改行できそうですが、そのまま「<br>」が表示されることになります。

発表用アカウントの活用

現代では、仕事や授業においてパソコンを使って発表することが普通となっています。パソコンには様々な使用履歴を活用した機能があるため、いつものパソコンで発表すると恥ずかしい思いをすることもあります。例えば、参考資料にYoutubeで公開されている動画を流したときに、次の動画候補としてちょっとエッチな動画が指定されたり、デモンストレーション時の仮名漢字変換で、好きなアニメキャラクターの名前が出てしまったりする可能性があります。また、扱っていること自体を機密にする必要があるようなファイルのファイル名などが、ファイル履歴に表示されることもあります。

様々な履歴データは初期化したり消したりすることもできますが、ブラウザ本体、Youtubeなどの多数のネットサービス、OS本体、アプリケーション、IMEなど非常に多岐にわたり、とてもすべてを完璧に処理するのは大変で、相当気をつけていても抜けが出てしまいます。そこで、活用したいのが発表用アカウントの作成です。発表の時のみに活用するようにすれば、ほとんどの履歴が日常のパソコン利用から切り離されます。情報が共有されてはいけない発表先が複数あるなら、複数の発表用アカウントにするのもよいでしょう。ただし、アカウントを別にしても、アカウント共通で動作するようなアプリケーションや、ストレージの中は共通なので油断は禁物です。