WordやExcelのようなオフィスソフト、ChromeやFirefoxのようなブラウザなど、非常に多くのソフトウェアで、PageDownキーで1画面下へ、PageUpキーで1画面上へスクロールすることができます。意外かもしれませんが、Adobeのクリエイティブ系のソフトウェアでも使用でき、Photoshopは比較的正確に1画面分上下移動し、Illustratorは1画面よりは小さい一定の幅で上下移動します。
マウスに手を置きっぱなしの状況では、マウスのホイールを使うのが楽でしょうが、キー操作の方が便利な場合も意外にあります。マウスを使わずにノートPCのトラックパッドを使用している場合は、手が既にキーボード位置まで来ており、トラックパッドのスクロール操作をするよりも、キーを押すほうが早い場合も多いでしょう。また、ドキュメントを全て読むような場合なら、読み終わった部分を画面の外になるように調整するより、PageUp/Downキー一発でで1画面スクロールさせたほうが効率的です。
PageUp/Downキーは、キーボードでノートPCを選ぶ場合に見るべきポイントとなります。ノートPCでは、そのまま使えるPageUp/Downキーがない場合が多く、デスクトップPCなどのフルキーボードが威力を発揮する場面です。ただし、多くのノートPCで、Fn+↑キーでPageUpキー、Fn+↓キーでPageDownキーとなります。Let’s noteなどのようにカーソルキーの隣にFnキーがある場合は、片手で操作が可能ですが、VAIOなどのように左側にしかFnキーがないと両手で操作する必要があります。ThinkPadなどではPageUp/Downキーを省略せずに搭載しています。
多くのブラウザにおいては、スペースキーで1画面下、Shift+スペースキーで1画面上にスクロールすることができ、特にPageUp/Downキーが使いにくいノートPCでは知っておくと便利です。あと、ブラウザやIMEによって変わってきますが、IMEがかな漢字モードになっていると、スペースキーやShift+スペースキーでスクロールできない場合があることにも注意が必要です。
スクロール操作をする場合、スクロールさせたい部分が選ばれている必要があります。ブラウザではスクロールするべき部分がページを開いただけでは選ばれていない場合がある上に、ボタンやリンクなどと違い、スクロールさせたい画面の部分が選ばれているかどうかがわかりません。スクロールできない場合は、スクロールさせたい場所をクリックしてみると良いでしょう。
1画面下へスクロール | 1画面上へスクロール | |
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Explorer | PageDown | PageUp |
Microsoft Access 2016 | PageDown | PageUp |
Microsoft Excel 2016 | PageDown | PageUp |
Microsoft PowerPoint 2016 | PageDown | PageUp |
Microsoft Word 2016 | PageDown | PageUp |
Adobe Illustrator CS6 | PageDown | PageUp |
Adobe Photoshop CS6 | PageDown | PageUp |
Google Chrome | PageDown/ Space | PageUp/ Shift+Space |
Microsoft Edge | PageDown/ Space | PageUp/ Shift+Space |
Microsoft Internet Explorer | PageDown/ Space | PageUp/ Shift+Space |
Mozilla Firefox | PageDown/ Space | PageUp/ Shift+Space |