USBメモリが認識されない

PCの状態が不安定なときに、USBメモリが接続できない場合があるようです。とにかく記憶装置をPCに接続してデータのやりとりができれば良いという場合は、USBのHDDを試しにつないでみましょう。同じストレージですが、USBメモリとUSBハーディスクでは若干動作特性が違うようで、USBハーディスクでは問題なく使用できる場合があります。

USBメモリが認識されない状態を改善したい場合は、Windows Updateを実行してOSの状態を最新の状態にすると改善する場合があります。また、電源を入れたまま数時間とか半日間放っておくと改善する場合もあるようです。緊急で使う必要のないパソコンなら、Update以外に特別な操作のなしに改善する可能性にかけるのも効率面から重要です。

ドライブ文字をコマンドやバッチで変更する

ドライブ文字(ドライブレター:Windows起動ドライブのc:など)は、スタートボタンを右クリックして起動する「ディスクの管理」を用いてGUIで設定可能です。

もちろん、コマンドのみを用いてドライブ文字を変更することも可能です。ただし、コマンドを使用するのは、単にキー入力のみで設定したいからではなく、ドライブ文字を変更するスクリプトを準備し、ダブルクリック一発で実行したり、起動時に自動的に実行したりしたい場合がほとんどでしょう。

では、キーボードを用いて手動でドライブ文字を変更する方法をご紹介します。まず、「コマンド プロンプト」や「Windows Terminal」を開いて「diskpart」と入力します。ユーザ アカウント制御により「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」と出ますので、「はい」を選ぶとdiskpartが起動します。コマンドとその解説は以下のようになります。

list volume
select volume <volume番号>
assign letter <ドライブ文字>

list volumeでボリュームの一覧を表示できます。ドライブ文字がついていない領域も表示されます。ドライブ文字をつけたいボリュームをselect volumeで選択します。assign letterでドライブ文字を付与します。

バッチ処理でdiskpartを実行する方法

diskpartを起動してからコマンドを入力しているのでバッチ処理は単純には行えませんが、バッチ処理を実行するための仕組みは用意されています。難しいものではなく、diskpartのコマンドを格納したテキストファイルを用意し、以下のようなコマンドまたは、それを格納したバッチファイルを実行するだけです。

diskpart /s <diskpartコマンドの入ったファイルのパス付きファイル名>

パス付きのファイル名にすることに気をつけてください。

また、このときでもユーザ アカウント制御が出ます。ただし、タスクスケジューラを用いて「最上位の特権で実行する(I)」と設定してする場合はユーザ アカウント制御は表示されません。

diskpart /s …が書かれたバッチファイルを「管理者として実行(A)」により実行しても、バッチファイルに対してショートカットを作りプロパティの中にある「管理者として実行」を有効にして実行しても同様です。