LANケーブルのツメの劣化-ネットワークにつながらない

LANケーブルのツメ(ラッチ)が折れていたり、折れていなくとも劣化して弾力がなくなってきたりすると、ネットワーク接続に問題が発生することがあります。LANポートにきちんとささっているように見えても、電極の接触が悪くなり、通信が切れたり、安定しなかったりすることがあります。

やっかいなことに、物理的な電極の接触不良が原因なので症状が安定しません。LANケーブルを接続する機器によって、さらに接続した機器の置き場所によって、問題が起こったり起こらなかったりします。例えば、LANポートがきつめの機器では問題なかったり、LANケーブルの接続部分に力がかかるような機器の置き方をするとつながらなくなったりします。

それだけではなく、LANケーブルをつないだばかりでは問題が起こらないのに、ツメによるLANケーブルの固定が不十分なために、少しずつLANケーブルの接続が緩んで、その結果、LANケーブルの物理的な接続の後一定時間後に問題が発生するなど、かなり多彩で複雑なネットワーク障害が発生します。

基本的にはケーブルの交換が確実な解決策です。バッファローのRJ-45プラグSOSのような製品を使って、ツメを復元する方法もあります。一概には言えませんが、15年以上さしっぱなしのLANケーブルなどは要注意でしょう。

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無線マウスがときどき動かない

無線接続のマウスが、完全にではなく、ときどき、動かないとか、反応が悪くなる不具合の解決方法について解説します。

有力な原因の一つとして、USB3の動作時に発生する電磁波がマウスが使用している電磁波に干渉するというのが挙げられます。時々動かなくなるのは、USB3の機器が動作しているときのみに発生するトラブルだからです。例えば、ユーザがUSB3対応のUSBメモリを持っているとして、必要なときしかパソコンに接続していないでしょうし、接続しっぱなしであっても常に読み書きが続くことなどまれでしょう。このために、ユーザからは、ときどき無線マウスの調子が悪いが原因がよくわからない、とか、パソコンの処理が忙しいせいでたまたまマウスが遅いだけで問題があるわけではないように見えてしまいます。

対策としては、USB3で接続されている機器と無線マウスのレシーバの距離をとることです。USB3機器と無線マウスレシーバを同じUSBハブに接続しているときでも、使用するポートを離してやるだけでも大きく改善する場合があります。それが難しいなら、USBを延長するケール部などを使用するのも良いでしょう。