img要素の消せない枠線

リンクにもなっていないような単純なimg要素において、表示されるグレーの枠線は非常にやっかいです。このグレーの枠線を、ここでは仮に、空img枠線と呼びます。この空img枠線は、画像の指定がされておらず、サイズがゼロではないimg要素に現れます。

HTML要素の枠線の候補としては、内から外の順にborder、outline、box-shadowがありますが、これらと同時に表示することが出来るため、空img枠線はこれらのどれでもないことがわかります。

Windows 10のGoogle Chrome、Microsoft Edge、Mozilla Firefoxなどで表示され、細いグレーという外見も共通で、特定のブラウザのみの現象ではないようです。表示位置は特に複雑で、ChromeやEdgeではborderのさらに内側、すなわち最も内側に表示され、Firefoxでは、borderとoutlineの間に表示されます。

ブラウザ共通の空img枠線の消し方は、無理矢理ながら存在しています。現時点では、純粋な消し方を見つけられていません。もっとも簡単なのは、画像が指定されていないときimg要素のサイズをゼロにすることです。border、outline、box-shadowはimg要素サイズをゼロにしても消えないのですが、空img枠線は消えます。Firefoxではoutlineとborderの間、すなわち最も内側ではない位置に空img枠線は存在するのすが、この方法は有効です。1ドットのような極小サイズで表示されるわけでもないようです。

また、画像がないにもかかわらず、img要素のサイズがゼロでは困るということは、ただの静的ページの部品ではないでしょう。JavaScriptなどのプログラムによって画像を特定の位置に表示するための部品と思われます。それなら、img要素にこだわる必要はなく、サイズを指定したdiv要素が使用可能です。divobjにimg要素が代入されているなら、以下のようなJavaScriptコードにより、divobjの背景として画像を表示することが出来ます。

divobj.style.backgroundImage = url("<画像ファイルURL>");

LANケーブルのツメの劣化-ネットワークにつながらない

LANケーブルのツメ(ラッチ)が折れていたり、折れていなくとも劣化して弾力がなくなってきたりすると、ネットワーク接続に問題が発生することがあります。LANポートにきちんとささっているように見えても、電極の接触が悪くなり、通信が切れたり、安定しなかったりすることがあります。

やっかいなことに、物理的な電極の接触不良が原因なので症状が安定しません。LANケーブルを接続する機器によって、さらに接続した機器の置き場所によって、問題が起こったり起こらなかったりします。例えば、LANポートがきつめの機器では問題なかったり、LANケーブルの接続部分に力がかかるような機器の置き方をするとつながらなくなったりします。

それだけではなく、LANケーブルをつないだばかりでは問題が起こらないのに、ツメによるLANケーブルの固定が不十分なために、少しずつLANケーブルの接続が緩んで、その結果、LANケーブルの物理的な接続の後一定時間後に問題が発生するなど、かなり多彩で複雑なネットワーク障害が発生します。

基本的にはケーブルの交換が確実な解決策です。バッファローのRJ-45プラグSOSのような製品を使って、ツメを復元する方法もあります。一概には言えませんが、15年以上さしっぱなしのLANケーブルなどは要注意でしょう。

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